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2008年01月10日

危険運転致死傷罪

福岡の市職員による飲酒ひき逃げ3児死亡事故に対し、福岡地裁は予想通り危険運転致死傷罪を適用せず、業務上過失致死傷罪の適用による7年6月の懲役刑を下しました。

これに対し、メディアやブログなどでは、刑が軽すぎるとの意見が多いようです。そして、批判の矛先は裁判所や裁判官に向かっているようです。しかし、私は、裁判所は適切なジャッジをしたと思っています。特に、訴状にない業務上過失致死傷罪を追加するように命じたのは、危険運転致死傷罪だけでは無罪判決を出さざるを得ないための苦渋の選択だったと思います。

刑事裁判においては、「疑わしきは被告人の利益に」が原則です。事故時の被告の状態を立証できないのに、被害者がかわいそうだからと危険運転致死傷罪を適用するのは、法を超えたものであり、ある意味危険な判断だと思います。冤罪を生み出すもとにもなりえます。

もちろん、市職員を許すというわけではありません。自分の子供がひき殺されたらと思うと、遺族の感情はよく理解できます。批判すべきは、法の不備でしょう。「正常な運転が困難な状態」などという立証困難なことを判断基準とするのではなく、飲酒(または酒気帯び)運転とひき逃げだけで重い罪を適用できれば、このような判決にはなっていなかったでしょう。(最近の道路交通法の改正で、この2つを満たせば最高15年の懲役刑が下るそうです。)

また、今回の被告は飲酒運転という、非常に危険な行為をしていますが、殺意がなかったのは明らかです。しかし、一方で殺意をもって人を殺めても、10年や15年、中には10年に満たずに出所する人もいます。少年犯罪の場合は特に多いです。私は、むしろこちらを厳罰化すべきだと思います。

もうすぐ、裁判員制度がはじまります。法を厳密に適用することが求められるわけですが、昨今の状況を見るに、感情に流された判定が下りそうで不安を感じます。

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投稿者 えくす : 2008年01月10日 00:02 : 雑感カテゴリの他の記事

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