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2007年07月01日

アリコのリターンズと貯蓄

先日、アリコの新しい終身医療保険リターンズとオリックス生命のCUREの保険料差額を投資したらどうなるかということを紹介しましたが、今度はリターンズと貯蓄を比較するとどうなのか、調べてみました。

貯蓄にも利息がつきますが、とりあえず利率はゼロで計算します。今回も30歳男性が加入し、30年後にリターンボーナスを受け取る、病気入院日額4,000円(ケガなら日額8,000円)のコースとします。

リターンズの保険料月額7,404円を30年間払い続けると、約267万円の保険料を支払い、30年後に入院給付や健康ボーナスを差し引いた分が返ってきます。つまり、死亡や解約をしない限り、金額ベースでは損になることはありません。

貯蓄の場合、7,404円を30年間払い続けると、約267万円を支払い、30年後同額を下ろすことができます。銀行が破綻したとしても、金額ベースでは損になることはありません。

あれ、ほとんど同じですね。しかし、リターンズは保険です。入院時の経済的リスクに対応していますから、入院して、給付金をがっちりもらえれば、金額ベースで得になるはずです。検証してみました。まず、リターンズの給付条件は1入院あたり60日、合計730日になっています。病気入院の場合これをフルに受け取ったとしても、292万円。保険料総額の267万円を超えるのには、666日の入院が必要です。

ケガ入院の給付金が倍額とか、手術給付金もありますので一概には言えませんが、30年間保険料を払い続けて金額的に損する可能性はありませんが、その期間内に得する可能性もゼロに限りなく近いと言えるでしょう。ただ、解約せずに保険料を納めきれば、リターンボーナスをもらってからも保障が続くので、ここからの入院等はすべて得になりますし、少額ですが死亡保障も一生涯です。これは、この保険の最大の利点です。

ここで、途中死亡や解約のリスクをクローズアップしてみましょう。特に解約。貯蓄では、やめるのは自由ですし、損も得も発生しませんが、リターンズでは、解約すると大損です。となると、事実上解約できません。また、途中死亡もわずかの死亡保険金を受け取るだけで、それまでの積立分はチャラにされてしまいますから、解約と大差ない扱いです。

ちなみに、最初の条件設定で利率をゼロにしましたが、0.7%の利息がつけば、30年後の貯蓄残高はリターンズから引き出せる病気入院給付金の最高額292万円を上回ります。これをさらに20年間置いておけば、43万円の利息が上積みされますので、リターンズの終身の死亡保険の40万円を上回ります。

2.3%の利息がつけば、30年後の貯蓄残高は382万円、これをさらに20年間置いておけば、602万円になります。これは、リターンボーナス267万円、病気入院給付金の最高額292万円、死亡保障40万円の合計額599万円(リターンボーナス受取まで一切入院せず、受取以降に入院しまくった場合)を上回ります。

先日のCUREとの比較、今回の貯蓄との比較を見れば、リターンズに加入する人はあまりいないと思いますが、そこは、商売上手のアリコです。きっと、売れるんでしょうね。 こういう商品のカラクリを明かすのは、FPの腕のふるいどころですが、テレビ、新聞、雑誌は、アリコが広告主であるために、こんな内容を決して紹介してくれないでしょう。もどかしいところです。

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投稿者 えくす : 2007年07月01日 00:04 : 保険カテゴリの他の記事

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