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2006年08月16日

消費者信用団体生命保険

消費者金融の大手5社を含む10社が債権回収のため借り手全員に生命保険(消費者信用団体生命保険)をかけて掛け金を支払い、死亡時の受取人になっていることがわかった、と毎日新聞が報じています。

貸借契約と同時に大手生保に保険加入手続きを取り、遺族への死亡確認をしなくても支払いを受けているケースが多いとのこと。また、多重債務者の相談・支援団体は「契約書の片隅に記載され、大半の人が知らないうちに命を担保にされている。厳しい取り立ての原因にもなっている」と批判しているそうです。毎日新聞も批判的なスタンスでの記事となっています。

でも、どうでしょうか。私は、この件に関しては一概に消費者金融を批判できないと思います。

仮に、この保険がなかったとしましょう。遺族にも取り立ての手が及びます。ヤミ金から借りて死んだ場合に、葬式まで取り立てに来る場面をドラマなんかで見ますが、そんな感じになるかもしれません。そして、それから逃れるためには相続放棄しかありません。負債だけでなく、資産の相続も放棄するということです。あるいは、相続した負債を払うために、相続した家などを売り払う必要が出てきます。

また、この保険のことを、借主が理解すればするほど、厳しい取立てに苦しんだときに「家族のために自殺して、借金を完済しよう」と思っても不思議ではありません。余計に自殺者が増えるかもしれません。

もちろん、この保険をちらつかせて「借金を返せないのなら、死んでしまえ!死んだら保険でチャラや!」などと取立てを行っていれば論外ですが、そうでないのなら、消費者金融側の「債務者の遺族に負担をかけないための保険」という主張もあながち間違っているとは思いません。

消費者金融の最大の問題は、借金をまともに返せない無計画な人でも容易にお金を借りられる仕組みを作っていることと、それを誘発するようなCMで、借金に関する感覚を麻痺させていることであると思います。高金利や厳しい取立ては、あくまで問題としては2の次、3の次だと思います。借りなければ、そして借りてもきちんと返せば、何の問題もないのですから。

その意味で今回は、大した問題ではないと思います。「命の対価」「命を担保」などと感情的に批判するよりも、それがなければどうなるかを考え、問題の本質を考えて報道してもらいたいと思います。

そして、我々にできることは、まず住宅ローン以外にお金を借りないこと、住宅ローンも無理のないものとすることでしょう。

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投稿者 えくす : 2006年08月16日 00:03 : マネーカテゴリの他の記事

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