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2006年07月21日

知事の権力

滋賀県知事選挙で、新幹線の新駅建設反対を訴えた嘉田氏が当選し、今日初登庁しました。そして、JRなどと結んだ新駅建設に関する協定の破棄を表明しました。本来、滋賀県が負担すべき負担金を払わない方向だそうです。

ご存じない方のために簡単に説明しますと、この新幹線の新駅は、JRが作りたくて作っているものではなく、自治体からの請願に応じて作っているものです。そのために、建設費240億円を地元が負担することになっていました。

はっきりいって、京都駅からそれほど離れていないこの場所に、新駅は必要ないように思います。しかし、知事が変わったからといって、すぐに白紙化できるものなのでしょうか。滋賀県議会や栗東市など他の自治体の意向はどうなのでしょうか。恩恵をほとんどこうむらない、県内の他の地域の票が圧倒的に多数である、知事選挙の結果だけで決めてしまっていいものなのでしょうか。

知事の権力に、少しおそろしいものを感じます。思い起こせば、東京の青島元知事は、都議会の決定よりも”家族会議”の決定を重視し、世界都市博の中止を決定しました。都政の無駄遣いは減ったと思いますが、景気や雇用に悪影響を与えたことは間違いないでしょう。目論見が外れ、窮地に追い込まれた人もたくさんいたでしょう。

今回はどこに落ち着くのでしょうか。負担を負わされるのは、滋賀県民か、新幹線の利用者か。

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投稿者 えくす : 2006年07月21日 00:54 : 雑感カテゴリの他の記事

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コメント

>恩恵をほとんどこうむらない、県内の他の地域の票が圧倒的に多数である、知事選挙の結果だけで決めてしまっていいものなのでしょうか。

ということであれば、「恩恵をほとんどこうむらない、県内の他の地域」を多く含む滋賀県の予算ではなく、「栗東市など地元自治体だけ」で240億円支出すればよいのではないでしょうか。

また、青島知事が都議会の反対に対し(一月の熟考ないし熟考のふり)をした後、都市博を中止したのは事実ですが、いずれにしても都市博中止を公約した彼を知事に選んだのは選挙民だったわけです。

えくすさんの言われるように、両知事の決断により、建設業者など苦しむ人々が出るのは間違いないでしょうが、少なくとも、「住民が心から信じた公約」を踏みにじる政治家を、私は見たくないですね。

投稿者 山下 : 2006年07月21日 23:17

コメントありがとうございます。今回もなかなか鋭いご指摘ですね。

栗東近辺だけで負担すればいいというのは1つの考え方として間違っていないと思います。
でも、それを突き詰めると、政治は成り立たないと思うので、どこまでをみんなで負担するか、難しいところですね。

それから、気をつけなければならないのは、知事選挙は1つの公約だけを基にした住民投票ではないということです。今回の滋賀県の場合は、新幹線新駅は大きな争点だったと思いますが、「国松知事(ちなみにこの人栗東出身)はもういいよ」「相乗り候補はいやだ」「女性知事に期待したい」という声もあると思いますし、ダムの問題もあります。青島知事の場合は、タレントの知名度により後押しされた部分も多分にあります。

選挙に当選しても、そのすべての主張が受け入れられたと考えるのはどうかと思います。(ちなみに、新幹線新駅は県民の7割が反対しています。でも、新駅建設の方針の下、前回の選挙では国松知事が当選しています。)

要は、世論調査やこの選挙の結果を踏まえて、議会が判断すべきことだと思うのです。それが議会制民主主義だと思います。そこでの判断によって建設中止になり、これまでかかった費用をJRに支払うのが正しいプロセスでしょう。

公約を守るべきなのは当然ですね。愛知万博反対で当選して賛成に転じた、末広まき子のような政治家(もどき)は私も見たくありません。万博の賛否とは関係なく大嫌いです。

投稿者 えくす : 2006年07月22日 02:15

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